愛しのさびれ系ホテル

クラシックホテルからコロニアルホテル、じわっとくるホテルまで

ザ・キャピトルホテル東急 山王スイート(東京都千代田区)

愛しのさびれ系、番外編です。
日本を代表する和のおもてなし、ザ・キャピトルホテル東急の誇る「山王スイート」に潜入してまいりました。

「ザ・キャピトル スイートとともにホテルを代表する山王スイート。障子と襖をしつらえた広々としたリビング・ダイニングで、日常から解き放たれるひとときをお過ごしください。」公式サイトご紹介文のとおり、私ごとき庶民の日常からは離れまくりの別世界。

その日「和の最上級を感じるスイートルーム」には畳が入り、呉服屋さん仕様に。現代風衣装ながら、番頭さん、手代、女中頭といった役どころの方々も、お得意先の奥様やお嬢様のお相手をしています。ソファには無造作に置かれたバーキン、セレブな顧客がゆったりと寛がれ…

破天荒な店主は、どこぞのご令嬢のお見立て中。場違いな私はコッソリと目につかないように気配を消して、息をひそめているのです。そんなにまでして行かなくてもいいのに…とお思いでしょうが、哀しきホテルジャンキーの性、山王スイート見たさに、ついつい足を運んでしまうのでした。ちなみに気になる一泊のお値段は、公式の料金表によれば120万円程度とありました。

ショウルームが終わり、ス~ッと消えようとしたら、目ざとく見つけた店主の鋭い雄叫び「××○○▲▲××!!」直訳すると「マストバイの着物があるから高知へ帰ったら店に寄れ」とのこと。くわばらくわばら…

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山王スイート(501)

(写真は「ザ・キャピトルホテル東急」「ごふく美馬」のサイトからお借りしました)