愛しのさびれ系ホテル

クラシックホテルからコロニアルホテル、じわっとくるホテルまで

高知アネックスホテル(高知県高知市)

さて、高知のビジネスホテル2軒目は「高知アネックスホテル」。

繁華街の裏通り、どこのチェーンにも属していない独立系の地味目のビジネスホテル。おじさん御用達。部屋は少し広め。ベッドも大きい。フリーWiFiバッチリ。ビデオオンデマンド(だそうだ)。ロングシャツタイプのシマシマ柄パジャマ。ボディシャンプー、シャンプー、コンディショナーの3点セット。洗面台とバスタブの蛇口が別(ポイント高い)。

最上階に男女別の展望風呂&サウナ完備(無料)。HPによれば、男性のほうが大きくて立派だ。窓を開けたら、向かいのマンションから逆展望されそうで外は見られなかったけれど、そこそこゆったり清潔な大浴場。二人用でも、サウナはサウナ。ちなみにダブル、ツインルームは、全室個室サウナ付という。見学(ショウルーム)させてもらえばよかった。日付が変わっても、真下に見える屋外の飲食店からガヤガヤとにぎわいが聞こえてくるのは、さすが高知。朝になったらテーブルもイスもきれいさっぱり消えていて、まっさらの空き地だった。タヌキやキツネの宴会じゃなかったと思うけど。

 

無料の朝食は、和洋のミニバイキング。トースト、甘いパン、おにぎり4種(さけ、うめ、おかか、じゃこ)、味噌汁、サラダ、漬物、ジュース、コーヒー、お茶。甘ったるいシロップ漬けのフルーツが嬉しい。宿泊客の年代も高め、朝が早いのか、ひとりぼっちの朝ごはん。知らない土地へ出張に来ているみたいな気分。

 

かなり年期の入った板長さん、不似合いな制服のロン毛のフロントマン、化粧の濃いお姉さん、コッテリとなでつけた髪型のにこやかすぎる支配人。複雑な人生模様を想像させるホテルスタッフたち。典型的な地方の独立系ビジネスホテル。今どき珍しい客室への朝刊(高知新聞)サービスもあった。どっちが好きかと聞かれたら、次はアネックスホテルにしようと決めた。

 

高知アネックスホテル ★★★★☆

(2017.11.4-5)

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(写真と図は「高知アネックスホテル」の公式サイトからお借りしました)