愛しのさびれ系ホテル

クラシックホテルからコロニアルホテル、じわっとくるホテルまで

リードパークリゾート八丈島(東京都八丈島)

Go To トラベルをしてみました。2泊3日の都内のリゾート旅行。

とある方のご紹介で、超スペシャルなプライベートツアーにちゃっかり参加。すべてお任せのVIPツアー。


羽田空港からANAで55分、八丈空港はあいにくの小雨模様。と人は言うかもしれませんが、私好きなんです、雨の離島。島に来るのは2度目で、前回もやっぱり雨でした。神湊港の沖合の客船、ぱしふぃっくびいなすから通船(漁船)で上陸。小雨の中、レンタルバイクで島巡りしたのも楽しい思い出。


ひょうたん形の八丈島は、真ん中のくびれのあたりに空港や役場やお店などがあり、そこからホテルまでは車で10分ほど。歩いている人、自転車の人、バイクの人もあまり見かけないのは、雨のせいなのか。違う気がする。レンタカーがお勧めです。

 

海を望むホテルの建物は、期待通りのちょっと懐かし系。白波の立つ太平洋ビューのゆったりツインルームを独り占め。シュロの木が大きく揺れ、低気圧の真っ只中。ここに来られたのが不思議なくらい。紺色の海は黒潮の色でしょうか。

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Lido Park Resort 八丈島

(写真は「リードパークリゾート八丈島」のサイトからお借りしました)

 

雨の中、ショーファーカー(実はレンタカー)で島をひとめぐり。牧場のある八丈富士はバイクで登った時のまま、宇喜多秀家公と豪姫の碑のある千畳敷の海岸から見た八丈小島、一瞬見えた太陽に天使の梯子がかかって…歓迎されているんだなあ!ホテルの屋上から見た天の川と流れ星、翌日には大きな虹も。

 

夕食には島ならではの料理をいただいて、日本三大太鼓の一つ八丈太鼓の頂点、八丈太鼓六人会のライブ。二人で打つ太鼓についてのレクチャー、例年ならこの時期は演奏旅行で島では聞けない貴重なものと伺いました。

八丈太鼓六人会 (音が出ます)
貴重なライブを間近で!
#八丈太鼓 #Pothallwww.instagram.com

 

朝食はレストラン「タルタルーガ」で和洋バイキング。最初に和食のセットが運ばれてきますが、たくさんは食べられないのでパスしました(ごめんなさい)。ホテル自慢のジャージー牛乳を使ったフレンチトースト、ヨーグルト、ミルクたっぷりのコーヒーとサラダ。シンプルイズベスト!

スーパーあさぬまの隣、「八丈島ジャージーカフェ」でソフトクリーム。おすすめの明日葉は抹茶に似た味、濃厚なミルクと合います。コーヒーゼリーも翌日リピートしちゃいました。
 

二日目も雨。波も高く、八丈小島へは渡れず。アロマとヨガのセラピールーム「癒香」の出張ヨガやトリートメント、思い思いの時間を過ごし、ランチはバーベキュー!このツアーのために、日本バーベキュー協会と「大竜ファーム」の「うみかぜ椎茸」がタッグを組んだ、それはそれは素晴らしいものでした。日本一美味しい(!)椎茸狩りも、秘密のヘラクレス&クワガタルームも外せません。


日本バーベキュー協会監修のバーベキューランチ!
大竜ファームさんのうみかぜ椎茸、こだわりの肉も野菜も全部美味しい!
#大竜ファーム #うみかぜ椎茸
#日本バーベキュー協会 #男メシ食堂

www.instagram.com

この日は一番人気の温泉「みはらしの湯」が停電のため臨時休業中。セカンドチョイスの「ふれあいの湯」はレトロな作りの完全地元系で、さびれ系愛好家的には大当たり!お湯はかなりしょっぱい鉄錆の味です。雨を愛でながらお座敷でゴロゴロ。近くには温泉につかりながら海が眺められる「足湯きらめき」(無料)もあり、タオルをお忘れなく。


足湯きらめき
八丈島唯一の足湯
いつでも無料で温泉とこの景色!
#坂上ガイドブック #足湯きらめき
www.instagram.com

 

雨に負けて植物園には行けなかったけど、「えこ・あぐりまーと」の温室で熱帯植物も眺めたし、ほどよい観光具合。ここには書けない学びの数々。ご縁に感謝です。


えこあぐりまーとのミニ植物園。
バナナ、マンゴー、パパイヤからコーヒー、食虫植物まで

青い島レモンを買いました。
#えこあぐりまーと #八丈島
www.instagram.com

なんだかホテル以外のことばかり…と思われるかもしれませんが、ここに書いたことはぜ〜んぶ、ホテルで教えてくれます。いいえ、きっとこれ以上のことをご案内してくださるはず。ぜひ現地でお尋ねください!

 

今度は八丈富士の見える山側のお部屋にステイしたいです。

 

リードパークリゾート八丈島 ★★★★☆ 

(2020.10.15-17)

2泊3日・往復航空券・フルボード(三食付)・観光込で7万円台

12,000円分の地域共通クーポン付

https://lidohotels.jp/park/

 

 

さよならエクセルシオール香港 (香港怡東酒店)

ホテルって、ずっとずっとそこにあるものだと思っていました。
けれど、現実には意外に流動的。名前が変わったり、経営が変わったり。香港で好きだったこのホテルも、2019年3月31日に46年の営業を終了し、あっという間に解体されたらしい。

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The Excelsior,Hong Kong

銅鑼湾(コーズウェイベイ)のそごうの前でトラムを降りて、人混みを抜けて帰るホテルへの道。ゴチャゴチャしていて、お上品な地区とは言えないけれど、人々のエネルギー、そこに暮らしている感が好きでした。1973年開業の建物はさすがに古びていたものの、いい味出してると思ってました。賑やかな朝食のブッフェも好きでした。フレンドリーなサービスとくつろげる部屋、かなりシック(暗め)な中環のグループのホテルとどっちがいい?って聞かれたら、今の私はエクセルシオールを選ぶでしょう。明るい窓際のソファが印象に残っています。

ホテルとは遠くにありて思うもの、ではなくやっぱり行ってこそ。そんな悔いの残るホテルです。いろんな意味で、また香港へ行ける日が来ますように。

 

エクセルシオール香港 (香港怡東酒店)  2019年3月閉館

The Excelsior,Hong Kong

 

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(写真はMandarin Oriental Hotel Groupさんからお借りしました)

ザ・キャピトルホテル東急 山王スイート(東京都千代田区)

愛しのさびれ系、番外編です。
日本を代表する和のおもてなし、ザ・キャピトルホテル東急の誇る「山王スイート」に潜入してまいりました。

「ザ・キャピトル スイートとともにホテルを代表する山王スイート。障子と襖をしつらえた広々としたリビング・ダイニングで、日常から解き放たれるひとときをお過ごしください。」公式サイトご紹介文のとおり、私ごとき庶民の日常からは離れまくりの別世界。

その日「和の最上級を感じるスイートルーム」には畳が入り、呉服屋さん仕様に。現代風衣装ながら、番頭さん、手代、女中頭といった役どころの方々も、お得意先の奥様やお嬢様のお相手をしています。ソファには無造作に置かれたバーキン、セレブな顧客がゆったりと寛がれ…

破天荒な店主は、どこぞのご令嬢のお見立て中。場違いな私はコッソリと目につかないように気配を消して、息をひそめているのです。そんなにまでして行かなくてもいいのに…とお思いでしょうが、哀しきホテルジャンキーの性、山王スイート見たさに、ついつい足を運んでしまうのでした。ちなみに気になる一泊のお値段は、公式の料金表によれば120万円程度とありました。

ショウルームが終わり、ス~ッと消えようとしたら、目ざとく見つけた店主の鋭い雄叫び「××○○▲▲××!!」直訳すると「マストバイの着物があるから高知へ帰ったら店に寄れ」とのこと。くわばらくわばら…

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山王スイート(501)

(写真は「ザ・キャピトルホテル東急」「ごふく美馬」のサイトからお借りしました)